絵文字のライセンスについて調べてみました
こんにちは iwatendoです。
絵文字自体はUnicodeに含まれているものですが、TwitterやFacebook等のSNSに表示される絵文字や、iPhoneやAndroid端末で見た場合の絵文字画像が違って見える事があります。これは各プラットホーム側で独自の絵文字を作っていてそれを表示させている為のようです。
自作のWebサービス等で絵文字を使用したいと思ったのですが、Unicode標準の絵文字は若干味気ないので、各SNS等で使用されている絵文字を自作のWebサービスで使用できるかどうかライセンスについて調査してみました。
Twitterの絵文字について
コード部分についてはMITライセンスですが、アイコンのライセンスについては Creative Commons BY 4.0 のようです。
自作Webサービスへ組み込む方法は、Let's EMOJIさんのこのページが参考になります。
Androidの絵文字(Note-Emoji)について
絵文字のフォントのライセンス:SIL Open Font License, version 1.1
ツール類や画像リソースは Apache license, version 2.0
自作サイトで使うのであれば、フォントをGitHubからダウンロードしてきて設置するのが良さそうです(未検証)
Appleの絵文字について
一次ソースは見つけられなかったのですが、以下のサイトを見るとAppleの絵文字を自作のサービスに含めるのはNGのようです。
自作のWebサービスをiPhone等で見た場合に、Appleの絵文字が自動的に表示されるのは全然問題ないと思うのですが、AndroidやWindows端末で見た場合に同じようにAppleの絵文字で表示させるような実装はNGとなりそうです。
note.com
Facebookの絵文字について
こちらも一次ソースは見つけられなかったのですが、以下のサイトを見るかぎりFacebookの絵文字のライセンス情報は公開されていないとの事でした。
こちらも自作のサービスに含めるのはやめておいた方が良さそうです。
Emoji Oneについて
コード部分についてはMITライセンス ですが、絵文字については商用利用する場合は、有料のプレミアムライセンスが必要なようです。非商用の場合はフリーライセンスで大丈夫なようです。
注意点
ライセンスは変更されるケースもあるようなので、実際に自分のサイトに適用する場合は最新のライセンス状態を確認してから適用するようにしたほうが安全です。
最後に
他にもまだ絵文字の種類はあるとは思うのですが、自分が少し調べて見つけたのはこれくらいでした。他にも何か良さそうなのがあれば追記していきたいと思います。
個人的にはFacebookの絵文字が良いなと思ってたのですが、自分のサービスに組み込むならGitHubに公開されているTwitterかGoogleの絵文字が無難かなと思われました。
それでは。
Gino CrescoliによるPixabayからの画像