Web会議室とアバターと私
漫画「宇宙兄弟」の41巻に以下のようなシーンがある
「私の顔見た時のテンションの落ち具合が キレーな放物線を描くのよね」ムッタがうっかりテンションを下げてしまうこの方。どんな人物なんでしょうか…? https://t.co/1THxfDjLXR pic.twitter.com/uvPAIbXf55
— 宇宙兄弟【公式】🚀41巻発売中 (@uchu_kyodai) 2019年3月2日
正直、Web会議でもこういう事ってあるよね
美人やイケメンが参加してればテンションが上がるし、逆に残念なおっさんが映ってるとテンションが下がる。なんなら私が残念なおっさん側なので、自分の顔がWeb会議の場に映ってるのを見るだけでテンションが下がる
仕事のWeb会議では仕方ないとは思うのだけれど、少し緩めのWeb会議(例えば勉強会等)ではVTuberのようなアバターを表示させても良いのではないか?と思う
そこで無料で使えるフェイストラッキングアプリを2つ試してみた
1つ目は「3tene」(使い方は3teneのYouTubeチャンネルですぐに覚える事ができた)
これは岩手県の株式会社プラスプラスが開発しているアプリ
「3teneFREE V3 - 3tene」は無料で気軽にダウンロードができて、サクッとWebカメラでフェイストラッキングを試すことができる
アプリを起動すると仮想Webカメラが追加されて、Web会議でも簡単にアバターを利用できる。Google Meetの場合、設定⇒動画⇒カメラの項目にて「3tene Screen Capture」を選択するだけでOK
背景画像は3teneでも、Google Meet側のエフェクトでも設定可能
上記はデフォルトのアバター。可愛らしいのだけれども、おっさんが知り合いとのWeb会議で使うには少し抵抗がある
VRoid Hubで男性アバターを探してみるものの、基本的にイケメンが多い。それはそれで、リアルの知り合いとのWeb会議に使うのは抵抗がある
おっさんのアバターもあるのだけれども・・それもちょっと嫌だったりする(我儘)
そんな感じで、なかなかコレだ!というのがアバターが見つけられないのが難点
次に使ってみたのが「Animaze by FaceRig」
昔は有料だったFaceRigの後継となるアプリで、今では基本無料で使える
ただし、使うためには、まずはSteamにアカウントを作ってSteamのアプリをインストールする必要がある。会社のパソコンとかには若干導入しづらい気はする
標準で入っているアライグマや犬や猫のアバターは、老若男女問わず多くの人に受け入れられると思う。私自身も照れずに使えるアバターと感じた
Google Meet等で使用するには、3teneと同じように、設定⇒動画⇒カメラの項目にて「Animaze Virtual Camera」を選択し、Animaze側の画面中央下段のボタンで、バーチャルカメラを有効にするだけ
どちらが良いかは好みが分かれる所だと思うけれど、私としてはリアルの知り合いとのWeb会議で使うアバターには、動物アバターが最適解のように感じた。そのため標準で動物アバターが入っている「Animaze by FaceRig」をお勧めしたい
とは言え、岩手県産アプリ「3tene」も推したい気持ちがあるので追記
有料版になるけれど「3tenePRO V3 - 3tene」はボディトラッキングもできる
LeapMotionによる指や腕のトラッキングは3tene Freeでも Animazeでも利用できるのだけれども、それ以外にも豊富なボディトラッキング機能が搭載されている
- Azure Kinect によるボディトラッキング
- RealSense + Nuitrackによるボディトラッキング
- VRHMD + SteamVR によるボディトラッキング
- iPhone11以降のARKit2によるボディトラッキング(β版)
- ウェブカメラ + 高性能GPUによる、ボディトラッキング(β版)
さすがにWeb会議でボディトラッキングを使う場面はなかなか無いだろうけれども、体の動きも付けたいのであれば「3tenePRO V3 - 3tene」を購入して、色々と試してみてはいかがでしょうか?個人利用であれば、お値段は 3,300円から
私も iPhoneによるボディトラッキングと、ウェブカメラでのボディトラッキングを試してみたくなり購入を決意。岩手県産アプリだし応援の意も込めて
購入するためのアカウントはTwitterでOKだし、支払いはAmazon Payで簡単
ちなみに、3tenePROになるとアバターが1つ増える