Google Chrome + Google Meet 使用時にマイク音量が勝手に下がる現象について
こんにちはiwatendoです。
自分が開発しているWebサービス(Talk To CSV)で表題のような現象が発生してました。原因を調査したところ、どうやらJavaScript内で getUserMediaでAudio情報(マイク情報)を取得した状態で、マイクの入力音量がゲージを振り切った場合に音量が下がる事がわかりました。
また、Google Meet等のブラウザでビデオ通話する為のサービス等でも同現象が発生する事を確認しました。解決策は発見できてないのですが調べてもなかなか情報が出て来ない現象だった為、備忘録として書いておきます。
現象の検証環境
- Windows 10 Pro Version 1909
- Google Chrome 85.0.4183.121
現象の検証方法
- Google MeetをGoogle Chromeで起動
- コントロールパネルでサウンドを開く
- 録音のタブを選択して使用しているマイクを選択する
- レベルタブを表示する
こんな感じで表示しておいて
あとは大声を出す・・のは迷惑なので、マイクに息を全力吹きかけます。(マイクブーストが可能であれば、ブーストすれば結構簡単にMAX行きます)
緑のゲージがマイク音量のゲージです。マイクのレベルが 100 → 88 になってますが、頑張って何度も息を吹きかけ続けるとどんどん下がっていきます。
これ自動的には元には戻らないみたいなので、何かのタイミングで大きな音を出してしまった場合にマイクレベルが下がってしまい、知らない間に通常の会話の音量が小さくなってしまうので注意が必要という感じです。
このあたりを見ると、結構前からGoogle Chromeではこのような仕様で動作していたようです。
ブラウザが原因というのがわかっているので、Google Meetの場合はFireFoxを使用する事でこの問題を回避できるようです。(Braveでもこのマイクレベルが下がる現象を確認したので、Microsoft Edge等を含むChromium系のブラウザで発生するものと思われます)
そこまで大きな問題では無いのですが、マイクレベルが勝手に下がると困る人もいると思われますので、何か解決方法が見つかったら追記したいと思います。
それでは。
2023/01/02 追記 対策方法が分かりました
Free-PhotosによるPixabayからの画像